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World Fair Trade Day 2007 --Sat. May 12th
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もう一つの貿易 ─ 人びとと、私たちの世界、その両方を尊重して


Jeremy Piercy
Shared Earth (UK)
詳しい情報、商品購入についてはwww.sharedearth.co.ukにアクセスしてください。

大企業500社を対象にした最近の調査によると、地球温暖化を優先課題としてとらえているのはそのうちのたった10%にすぎません。地球温暖化に対する大企業の関心は売上増、コスト削減、新製品の開発、有能な人材獲得競争、新たな市場における成長の確保、革新、技術といった項目の後、第8位にようやく登場します。

企業は政府が主導権を取ってこの課題に取り組むのを待っています。政府は企業が自主的に問題に対応してほしいと考えています。短期の収益や次の選挙に対する心配から、企業も政府も狭い短視眼的な見方におちいっており、環境問題への取り組みは苦痛を感じるほど遅い進歩しか見られません。

企業は政府が主導権を取ってこの課題に取り組むのを待っています。政府は企業が自主的に問題に対応してほしいと考えています。短期の収益や次の選挙に対する心配から、企業も政府も狭い短視眼的な見方におちいっており、環境問題への取り組みは苦痛を感じるほど遅い進歩しか見られません。

ジェレミー・マーティンはその著作、「The Meaning of the Twenty-First Century(21世紀の意味)」の中で「私たちは毎年440万エーカーの森林を破壊しています。100万エーカーの農地と240億トンの表層土を失い、1500万エーカーの新たな砂漠を作り出し、雨で補給できる量以上に1600億トンの水を使っています」と述べています。

これらの数値を理解し、この先20年、30年に及ぼす影響をはかるのは簡単ではありません。しかしこれは単なる数値の問題ではありません。たとえば、水は作物の成育に欠かせません。気温上昇によって多くの国、特にアフリカではすでに農作物の収穫量が落ちています。水をめぐる戦争の危機が迫っています。この問題の解決のためには、今すぐ行動しなくてはいけません。気候変動の問題にすぐ対応しなければ、その結末は悲惨なものでしょう。せっかくフェアトレードを通じて得た成果も、大した意味を持たなくなってしまいます。

利潤を追求する、従来型の企業は人を搾取し、世界の限られた資源を急速に使い果たしつつあります。私たちのフェアトレードの目的は、もう一つの道を示することです。私たちにとって「持続可能な貿易」は、すでに基本原理となっています。リサイクルやエネルギー消費削減、その他の環境問題に対する意識をより一層高めながら活動をしています。

たとえば私たちシェアド・アースでは、全ての商品を航空便でなく船便で輸入し、卸先からの発注には緩衝材として生分解可能なコーン・チップを使い、再生ダンボール箱で発送しています。遠距離でなければ出張には電車を利用します。インドならニューデリーからコルカタまでの夜行列車の旅(1400km)は最高です!

さらに、移動の際に排出されるCO2を、植林でオフセット(相殺)することにしました。このシステムは、木製の手工芸品を作っているフェアトレード組織が、インドで運営する予定です。そうすることによって、公正な方法で木製品を生産しているだけでなく、材料として使用する木も公正に管理、伐採していると言えるようになります。

シェアド・アースは持続可能で再生可能な商品の開発において、リーダー的な役割を果たしてきました。雑草やパイナップルの葉、綿の手漉き紙、くず綿、ゾウの糞から作った手漉き紙は私たちの自信作です。他にもマダガスカルのブリキ缶やインドの米やセメント袋、バングラデシュのポテトチップスの袋からも商品を作っています。

また、コルカタでは「プラスチック袋にノーと言おう!」というスローガン入りの丈夫なジュート製のバッグ(写真)を買うよう、消費者に呼びかけています。他にも「Reduce, Re-use, Recycle 」「地元で買おう」、それに新しい人気商品「底がすりきれるまで私を使って」という言葉がデザインされたバッグもあります。
今、気候変動の問題に対応しなければ、私たちは大惨事に向かって歩んで行くことになります。環境運動の団体とちがい、フェアトレードはビジネスです。今こそ私たちが住む世界と人を共に尊重する、これまでと違った形の「もう一つの貿易」のしくみを、世界に示すチャンスなのです。