衝撃!ファッション業界の知られざるダークサイド

最新トレンドファッションを身に着けたければ、ファストファッションストアに行け!と言っても言い過ぎではないほど、ファッションは安価で誰でも楽しめるアイテムになりました。SNSではファストファッションの着こなし(コーデ)をシェアしているアカウントが数多くありますが、みなさんはファストファッションがどこでどのように製造されているかご存知ですか?ここでは、身近になったファッションの知られざるダークサイドを紹介しようと思います。

衣料ロスからエシカルファッションへ

バブル期から続く「大量生産・大量販売」の流れがようやく見直されるようになってきたのは、衣料廃棄ロスの問題によるところが大きいです。SNSグローバリゼーションによって流行の周期がますます早くなるにつれて、流行服が一度にたくさん生産され、高級ブランド以外でもその流行が取り入れられ、より多くの人が同じような洋服を着るようになりました。日本で生産される洋服28億着のうち、その半数以上の15億着が廃棄されているという非常にいたたまれない事実も。大手アパレルでは定価で販売できる数の倍の洋服を生産することで、のちにセール価格で売れる洋服を確保しているという戦略もあるそうです・・。言葉になりませんね。アパレル大手「ワールド」は、この衣料ロス問題を受けて、2030年までに大幅ディスカウントのアウトレット店舗を100店舗増やす計画を打ち出しています。ぜひ実現してほしいですね。アウトドアブランドのパタゴニアは、環境問題と動物愛護に取り組んでいる企業として有名ですが、フェアトレードアップサイクル&リクレイムと呼ばれる廃棄対象のアイテムを再利用するという新しい理念を採用し、業界だけでなく社会全体にもこの活動を伝えています。私たち消費者ができることは、他人ごとと思わずに、本当に必要なものだけを買う、エシカルファッションブランド(誰が、どこで、どのように製造したのかが分かる洋服のこと)を検討してみる、でしょうか。

#whomademyclothes(誰が私の服を作ったのか)キャンペーン

多くの大手アパレル会社または服飾ブランドは自国に製造拠点がありません。より安い労働力を求めて、アジアやアフリカ、南米に進出し、より多くの利益を会社にもたらすビジネスモデルを展開しています。ここで犠牲になるのは、児童労働者です。服飾製造過程では、難しい特別なスキルを必要としないことが多いため、家計の苦しい家庭から就学できない児童が工場に働きに来ます。本国であれば法律により児童の労働は禁止されていますが、工場のある発展途上国では行政による保護も期待できないため、負のループが出来上がっています。長時間労働、強制労働、過酷な状況下での労働によって、体調不良を訴える労働者も少なくありません。また、製造プロセスが数多くの下請け会社に割り当てられているため、企業の透明性が保たれていなく、この問題が表面化しにくくなっています。2013年4月24日にバングラデシュの商業ビルが崩壊し、同ビルにある海外有名ブランドの装飾下請け会社に内勤していた労働者1134名が亡くなりました。これを受け、毎年4月24日の週にwhomademyclothes(誰が私の服を作ったのか)というハッシュタグをつけてインターネットでクリーンクローズキャンペーンを行うなど、ヨーロッパを始め世界では確実にこの実態がシェアされつつあります。

Author: Himari